保育士の上京ってどうなの?上京後の生活やおすすめの家賃補助制度など

保育士の上京ってどうなの?上京後の生活やおすすめの家賃補助制度など

保育士さんの上京はここ数年トレンドと言えるほど増えています。この記事では、保育士さんが上京するメリットや上京の進め方について解説しています。

「上京して保育士として働く」ことは、ここ数年で大きなトレンドになっています。

現在では地方の保育学生はもちろん、中途保育士にとっても東京をはじめとした都心で働くことのメリットは大きくなっています。

この記事では、上京をすることのメリットデメリットや実際の生活のイメージをご紹介しています。

上京を考えている保育士さんや保育学生さんは、ぜひ参考にしてみてください!!

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地方の保育士さんにおすすめ!上京するメリット、デメリット

ここ数年保育士不足の問題が社会問題となり、特に都心の保育園では保育士を採用(確保)することが一番の経営課題になっています。

そうした流れの中で、2015年に神奈川県横浜市が借り上げ社宅制度を始めたことを筆頭に首都圏や大都市の保育園が県外の保育士を積極的に採用する流れが起きています。

特に東京都の保育園には、深刻な待機児童問題により多くの保育士を確保する必要性から地方の保育士にとって上京するメリットが多くあります。

ここでは、東京に上京する場合の保育士にとってのメリットとデメリットについて、それぞれご紹介します。

保育士が上京するメリットは?

保育士が上京するメリットは数多くありますが、ここでは代表的な3つのメリットをご紹介します。

給料水準が高い

最もわかりやすいメリットは、都内の保育園の給料水準が高いことです。

厚生労働省が発表した「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、保育士の平均年収は東京都では4,102,000円に対して、最も低い岐阜県では2,851,300円と、約125万円もの差があります。

これは保育園でのそもそもの給料に加えて、各自治体から出ている各種手当なども大きく差がついている原因になっています。

MEMO
平均年収の高い順では、滋賀県の4,109,900円、次いで東京都、神奈川県の3,919,200円となっています。

逆に最も安いのは岐阜県で、次いで新潟県の2,899,000円、宮城県の3,003,800円と続きます。

滋賀県が一番はちょっと意外ですね!宮城県もワースト3なのは意外でした!

保育士

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そうですね!単純に年収だけでいっても地域によってこれだけ差があるので、保育園選びは重要です!

家賃補助や住宅手当が充実している

年収とは別にもう一つの経済的なメリットとして、家賃補助や住宅手当が充実していることがあげられます。

特に都心で多く採用されている借上げ社宅制度は、地域によっては月間13万円(年間156万円)もの補助が出る場合があり、ひとり暮らしをする保育士の強力なサポートになっています。

借上げ社宅制度の詳しい内容や条件については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
保育士の家賃補助徹底解説【2021年最新】保育士の家賃補助(住宅手当)を徹底解説(地域別解説あり)

給料とは別に156万円の補助は、大きすぎますね!!!

保育士

求人が多く自分のやりたい保育が見つかる

都心では保育士の有効求人倍率が非常に高く、特に東京都では保育士有効求人倍率が3.41倍(令和2年4月時点)となっています。

保育士にとっては自分の保育園を選ぶことができる状況となっているので、自分がやりたいと思っていた保育を実践している保育園を探すことが可能です。

また、保育園の規模(定員数)や病院内、事業所内など施設形態も豊富なのであなたのイメージする保育園が見つかる可能性が非常に高い点もポイントです。

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病院内や事業所内などは借上げ社宅の制度を受けられない場合もあります。
わからない時は上京サポートサービスに相談してみましょう!

残業や持ち帰りの少ない保育園が多い

都心の保育園は保育士確保の難しさから、採用した保育士にはできる限り長く努めて欲しいと考えているケースが多くあります。

そのため保育士の負担を減らす傾向が続いていて、持ち帰り禁止や残業がほとんどない保育園が増えてきています。

他にも運動会を簡略化したり、壁面を作らないなど保育園ごとに細かい部分でも保育士の負担を減らそうとしているので、地方の保育園と比較するとプライベートの時間を確保しやすい傾向にあります。

コンサルタント

都心の方が残業が少ない傾向は確かですが、中にはまだまだ残業や持ち帰りの多い保育園もあるので注意は必要です!!!

保育士が上京する上でのデメリットとは?

保育士が上京することのデメリットは、メリットと比較するとほとんどありませんが、強いて言うなら、、というデメリットをご紹介します。

ぜひメリットと比較してみてください。

引っ越しに費用が掛かる場合がある

上京をする際に、どうしても引っ越し費用が発生してしまう場合があります。

遠方からになると、時期によっては10万円近い引っ越し費用が発生する場合もあり、保育士にとっては大きな負担となります。

他にも新生活を始めようとすると、家電や寝具など諸々お金が掛かることになります。

コンサルタント

保育園によっては引っ越し費用を負担してくれたり、援助してくれる保育園もあります。
予算的に厳しい場合には、そういった保育園を探してみるのも良いですね!

転職活動をしなくてはいけない

こちらも当たり前なのですが、上京するためにはまず転職活動が必要になります。

2021年8月現在では、新型コロナウィルスの影響もありWEB面接も増えているのでそこまでの負担にはならない場合もありますが、実際に保育園を見学したいと考えている場合は見学までの交通費などが掛かる場合もあります。

また、その場合は見学日の調整も必要になってくる為、現職との調整に疲れてしまうケースもあります。

上京した保育士ってどんな生活をしているの?

友人に上京して働いている保育士がいる場合は、なんとなくイメージがつくかもしれませんが、実際に上京した場合にどんな生活をしているのかは気になるポイントですよね?

ここでは、上京して働く保育士の気になる生活費例をご紹介します!!

上京した保育士の生活費例

東京でひとり暮らしを考えると、なんとなくお金がかかりそうで保育士の給料では難しいと考える方も多いのではないでしょうか?

ここでは、もし新卒の給料(手取り20万円と仮定)で上京した場合と仮定して月々の生活費例をご紹介します!

項目 金額
給料(手取り) + 200,000円
家賃 – 0円(借上げ社宅制度の為)
食費 – 20,000円
光熱費 – 6,000円
通信費 – 6,000円
日用品 – 5,000円
娯楽費 – 30,000円
医療保険 – 5,000円
貯金 – 30,000円
合計 + 98,000円
借上げ社宅制度を使うとかなり余裕がありますね!

保育士

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さらに給料の高い保育園の場合やボーナスなどを加味すると、年に数回海外旅行にいけるくらい余裕があります!

項目別!上京する保育士におすすめの地域

一口に上京すると言っても、地域によって借上げ社宅の上限額や求人数などにばらつきがあります。

ここでは、「借上げ社宅の家賃補助額が大きい地域」「治安の良い地域」の項目別におすすめの地域をご紹介していきます。

家賃補助額の大きいおすすめの地域3選

東京都の家賃補助制度の補助額は、市区町村によって大きく変化します。
ここでは、家賃補助額の大きい順に3つの地域をご紹介します。

千代田区 家賃補助額 13万円 / 月額
(区外に住む場合は8.2万円上限)
港区 家賃補助額 11万円 / 月額
(区外に住む場合は8.2万円上限)
渋谷区 家賃補助額 10万円 / 月額
(原則は渋谷区に住む場合のみ対象)

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いずれの区も平均家賃が高い地域なので、補助額も高くなっています!
どこもアクセスの良いエリアですね!

保育士

治安が良いと言われるおすすめの地域3選

東京都言っても、区によって治安は大きく変わります。
ここでは、警視庁が平成30年に発表した犯罪データを元に治安の良い3つの地域をご紹介します。

文京区

都内で1番治安が良いとされる文京区で、犯罪発生率は0.53%です。
文京区は東京大学やお茶の水女子大学などの教育機関が多く、大きな繁華街はないので落ち着いた雰囲気のエリアとなっています。

MEMO
文京区の借上げ社宅制度の補助額は82,000円(月額) が上限となっています。

杉並区

杉並区も都内では治安の良いエリアとされ、犯罪発生率は0.58%です。
区内には高円寺など若者に人気の繁華街もあり、20代30代に人気の地域となっています。

MEMO
杉並区の借上げ社宅制度の補助額は82,000円(月額)が上限となっています。

練馬区

練馬区は杉並区と同じく、犯罪発生率0.58%の治安の良い地域です。
練馬区は23区の中でも公園など自然が多く落ち着いた雰囲気の地域です。
ファミリー層にも人気で、暮らしやすい地域といえます。

MEMO
練馬区の借上げ社宅制度の補助額は82,000円(月額)が上限となっています。

保育士の上京の進め方 – 上京サポートや求人の探し方など

上京をする保育士にとって、土地勘のない場所で自分の希望にあった保育園を探すのは難しい問題です。

特にはじめてのひとり暮らしの場合は、何に気をつけたら良いのか不安な方も多いと思います。

ここでは、そんな保育士におすすめの上京の進め方について解説しています。

まずは上京する時期を決めよう

上京する際に最初にやらなくてはいけないことは、上京する時期を決めることです。

保育園の採用では、園ごとに職員数の上限が決まっています。

仮に気に入った保育園の求人が今あったとしても、その保育園が採用したいのは今であって半年後に上京してくる保育士ではないケースがほとんどです。
(※新年度から入社の場合は早い段階から相談できることもあります。)

なのでまずは「いつ上京するか」を決めることで具体的な上京へ向けた活動を行うことができます。

ざっくりどんな地域に転居したいかを決めよう

次に、ざっくりどんな地域に転居したいのかを決めましょう。

もちろん転居先の土地勘がない場合がほとんどだとは思いますが、

  • 静かな住宅街で暮らしたい
  • 都心にアクセスが良い地域に暮らしたい
  • 趣味に関するお店が多い地域に暮らしたい
など、ざっくりどんな地域に暮らして、どんな生活をしたいと考えるのかはとても重要です。

この段階で「◯◯駅の近く」「◯◯通り」など細かいエリアまで限定する必要はありませんが、大まかに決めておくことでその後の求人探しが進めやすくなります。

上京する保育士の求人探しは転職サポートがおすすめ

求人サイトやハローワークなどを利用して自分で求人を探すことも勿論一つの方法ですが、上京する保育士には以下のような理由で転職サポートサービスの利用がおすすめです。

  • 希望にあった求人を代わりに探してくれる
  • 土地勘や電車の混み具合など、現地で住んでみないとわからない情報がわかる
  • 保育園ごとに違う借上げ社宅制度の内容がわかる
  • 面接の日程やweb面接に変更する交渉を代わりにしてくれる
  • 入社日や転居先への入居日を調整してくれる
特に現職中の保育士の場合では、仕事が忙しくてまとまった時間を取りづらいケースも多いため、転職サポートを利用することで効率的に求人を見つけることができます。

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ベスト保育では、上京する保育士さんのサポート実績が数多くあります。
ぜひ一度、相談してみてください!

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保育士の上京はおすすめ!メリットが大きい

保育士の上京は借上げ社宅制度ができて以降、本当にメリットが大きい選択肢となりました。

現在では、上京する保育士向けに様々なサポートを用意している保育園が多くあり、上京へのハードルは年々下がってきています。

上京をしたいと考えている保育士は勿論、転職を考えている保育士にも選択肢の一つとしてぜひ検討してみてください。