保育士の結婚適齢期は?出会いの探し方や結婚後の働き方、男性保育士の結婚事情まで徹底解説

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出会いの少ない保育士の結婚事情は、他の職種と比べても特殊です。この記事では、保育士の出会いや結婚適齢期などについてそれぞれのおすすめや注意点をご紹介しています。

保育士として働いていると、仕事中に幸せそうな家庭を目にすることが多々あり、「結婚したい」と感じることが多いのではないでしょうか。

特に20代中ごろからは学生時代の友人の結婚が増えてくるので、さらに自分の結婚について考える機会も増えてきます。

しかし保育士は女性が多い職場のため出会いがなく、結婚できるかどうか不安に思う方もいると思います。

またハードな業務の中、結婚後も同じように仕事を続けられるかどうか心配な方もいるでしょう。

この記事では保育士の結婚事情について、平均結婚年齢や出会いの探し方から結婚後の働き方まで解説します。

さらに、結婚を考えている男性保育士向けに、男性保育士の結婚事情についても紹介します。

保育士は結婚が遅い?年齢で見る結婚事情

現在、日本の女性の平均初婚年齢は29.4 歳となっています。

晩婚化が進み、20代終盤に結婚のボリュームゾーンがあることがわかります。

保育士の結婚年齢は平均何歳くらいなのでしょうか?

保育士

コンサルタント

女性が多い職場で働く保育士は出会いがなく、結婚も遅いというイメージがあるかもしれませんね。

しかし、保育士は短大卒で働いている方もいるので、学生時代からパートナーがいる人は就職して数年で結婚するパターンもあります。

なので、保育士だから結婚が早いor遅い、ということはなく、日本の平均的な初婚年齢とほぼ一致していると言えそうです。

参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai15/dl/kekka.pdf#page=14 (平成27年人口動態統計月報年計(概数)の概況)

保育士の結婚適齢期とは?

保育士といっても結婚年齢は様々です。

では、保育士という職業を考慮した上での適齢期とはいったい何歳なのでしょうか。

仕事のスキルやプライベートの人生設計など、何を重視するかによって適齢期が変わってきます。

ここでは結婚ラッシュがくる年代を3つに分けて紹介します。

結婚ラッシュの先駆け「20代前半」

就職して数年で結婚するパターンです。

若いうちに結婚したい、子どもを複数人産みたいなどプライベートの人生設計が具体的にある場合は数年勤めた後、早めに結婚する傾向にあります。

晩婚化で20台前半の結婚は少なくなっていましたが、最近の若い方の間では早めに結婚出産を済ませたいと考える人も増えているようです。

コンサルタント

ただ、この時期は保育士としてまだまだ覚えることやできないことも多く、結婚なんて考えられないという方も多くいます。

仕事にも少し慣れてきた「20代後半」

保育士として5年ほど勤めれば、園の中でも中堅になってきており、後輩指導も任されるようになっています。

仕事のやりがいを感じ始める時期ではありますが、平均初婚年齢と重なる時期でもあり、保育士の結婚も増えてきます。

仕事の経験もある程度積み、キャリアの見通しがもてるようになるこの時期は結婚といった重大な決心もしやすくなるのだと考えられます。

コンサルタント

ある程度勤めてきた実績があることで、結婚後に産休育休を取得する際に気兼ねなく申請できるメリットもあります。

このまま結婚しない人も「30代~」

短大卒であれば30歳になれば保育士歴10年のベテランです。

職場でも主任など重要な役職がついている場合があります。

経済的にも余裕を持てるようになり、安心して結婚に踏み切れるようになります。

同時に、責任が増えて仕事が多くなるにつれ、出会いを探したりデートをする時間を取ることができず、結婚したいけどなかなかできないというジレンマも出てくる年代です。

保育士が結婚できない理由

女性らしく優しいイメージを持たれることの多い保育士ですが、婚活市場には保育士の方が多くいます。

保育士は結婚できないと言われることも多く、女性らしいイメージとは裏腹に結婚しにくい現実もあるようです。

ここでは保育士が結婚できないと言われる理由を2点に分けて解説します。

女性ばかりの職場

第15回出生動向基本調査によると、夫妻が出会ったきっかけでは「友人・兄弟姉妹を通じて」の30.9%に次いで「職場や仕事で」が28.1%となっています。

つまり、一般的には結婚相手との出会いの約3割が職場ということですが、保育士の職場はほぼ女性で構成されているため、職場での出会いはあまり期待できません。

現時点で交際相手がいない場合は積極的に出会いを探しに行かないと結婚することが難しいんですね。

保育士

コンサルタント

そもそも出会いがなければ交際や結婚に発展できないので、女性ばかりの職場であることは保育士が結婚できないと言われる大きな理由と言えます。
参考:http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/gaiyou15html/NFS15G_html11.html (独身者・夫婦調査共通項目の結果概要:2.生活経験と交際・結婚・出生)

仕事が激務

交際相手がいたとしても関係を続けていくためには、頻繁に連絡を取ったりデートをしたりする必要があります。

しかし保育士は朝が早く、持ち帰りの仕事があったり、土日は行事や研修で潰れてしまったりと非常に忙しい仕事です。

また、子ども相手の仕事で体力がいるので休日はゆっくりしたい気持ちも強くなります。

忙しい日々の中すれ違いが重なり、交際が続かないということも結婚できない原因の一つです。

保育士は結婚相手に人気?保育士の婚活事情

学生時代から付き合っている相手がいれば別ですが、職場での出会いが期待できない保育士は他の場所で出会いを探すしかありません。

実は、保育士は婚活市場では割と人気の職業です。

マイナビウーマンの結婚したい職業ランキングでは第4位に入っています。

資格職でどこでも働けること、子どもが好きで優しいイメージがあることなど結婚相手として魅力的だと思われているようです。

コンサルタント

今は婚活方法もたくさんあるので、自分に合った方法を選べば素敵な出会いが期待できるかもしれませんね!

ここでは保育士の婚活方法について紹介します。

参考:https://woman.mynavi.jp/article/170426-15/ (「結婚したい職業ランキング~男性・女性別~」2017年4月実施のWebアンケート。有効回答数407件、22歳~39歳の交際経験のある未婚男女)

紹介、合コン、街コン

婚活の方法として、友人に知り合いを紹介してもらったり、飲み会を開いてもらったり、街コンなどのイベントに参加する方法があります。

親しい友人や同僚に婚活をしていることを伝えることで、何か出会いのきっかけを持てるかもしれません。

ただ、保育士は朝が早い仕事なので、夜の飲み会やイベントには参加し辛いというデメリットがあります。

また、保護者などの人目を気にしてしまう方はなかなかそういった出会いの場に出て行きにくいかもしれません。

マッチングアプリ

最近はアプリを使って出会うカップルも増えています。

簡単な自分のプロフィールを入力して登録すれば、理想の条件に合う異性を検索でき、お互いに興味を持てば実際に会うことが可能です。

毎日の仕事が忙しく、出会いの場になかなか足を運べない保育士にはぴったりの婚活方法と言えるでしょう。

アプリに登録している方は全国にいるので、紹介や合コンでは効率が悪いと感じている方にもおすすめです。

結婚相談所

身元のしっかりした方と出会いたい、できるだけ早く結婚したいと考えている方には結婚相談所がおすすめです。

他の婚活方法より費用はかかりますが、プロの仲人さんが仲介してくれるため最短距離で結婚までたどり着くことができます。

相談所では結婚前提の出会いがメインなので、より条件を重視される傾向にあります。

コンサルタント

結婚後は子どもが欲しいと考えている男性は多いので、保育士という職業は特に有利になるのではないでしょうか。

結婚が決まったら?

めでたく結婚が決まった場合、職場への報告や入籍のタイミングはいつが良いのでしょうか。

もちろん相手の方と2人で相談して決めることが一番大切ですが、仕事のタイミングによってはバタバタと慌ただしくなってしまう可能性があります。

ここでは、保育士の結婚が決まった際に注意したい報告、入籍のタイミングと結婚に関する福利厚生について解説します。

職場への報告はどうする?

職場への報告はなるべく園が忙しくない時期を選んで行いましょう。

名前や住所が変わる手続きなどをしてもらう必要があるため、忙しい時期に手を煩わしてしまう可能性があります。

特に年度末、新年度、大きな行事の前は園全体が忙しくなるので避けたほうが無難です。

結婚式に職場の方にも出席してもらう場合は直前の報告では迷惑になってしまうので、式の数か月前など余裕をもって報告しましょう。

注意
上司に報告する前に同僚に話してしまうと噂が広まって又聞きで上司の耳に入ってしまう可能性があります。

 

大切な報告なので、初めは必ず上司に直接伝えるようにしましょう。

入籍のタイミング

入籍はもちろん2人の思い入れのある日にするのが一番です。

しかし、苗字を変えることの多い女性は入籍後にするべき手続きがたくさんあるので、できれば仕事が落ち着いている時期を選ぶことをおすすめします。

免許証や保育士証の名義の変更など、実際に足を運んで行わないといけないものもあります。

仕事が忙しい時期は、公的な機関が空いている平日に休みを取ることが難しいかもしれません。

コンサルタント

ゆとりをもって入籍後の手続きをしたい方は、仕事との兼ね合いも考慮して入籍のタイミングを決めると良いですね。

祝い金は出る?結婚に関する福利厚生

結婚することで、結婚祝い金が出たり新婚旅行のための結婚休暇がもらえたりする場合があります。

こういった福利厚生制度は園によって違うので、上司に確認したり、既婚の先輩保育士に聞いたりして確認しておきましょう。

一方、家賃補助をもらっていた方や社宅に住んでいた方は結婚することによって制度を利用できなくなる可能性があります。

家賃補助や社宅の利用条件は世帯主であること、独身であることなど決められていることが多いので、必ず確認しておきましょう。

結婚後のキャリアはどうする?

寿退社は一昔前の風習となり、結婚後も仕事を続ける保育士も増えてきました。

しかし、平成30年度東京都保育士実態調査報告書によると、結婚は保育士の退職理由の18.4%を占めており、まだまだ結婚を機に退職する方もいることがわかります。

保育士はハードな業務であるため、家庭との両立を考えると結婚を機に働き方を見直す方も多いでしょう。

ここでは、結婚後のキャリアについて3つの選択肢を紹介します。

MEMO
子どもを望んでいる場合、妊娠出産と仕事の兼ね合いも気になることでしょう。

 

保育士の妊娠についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

 

保育士の妊娠で気を付けるポイントは?タイミングや報告の仕方、今後の働き方について解説します保育士の妊娠で気を付けるポイントは?タイミングや報告の仕方、今後の働き方について解説します

同じ職場で働き続ける

まずは、結婚後も同じ職場で働き続ける選択です。

結婚後も通勤圏内に住居を構え、育児や介護などがない場合はそのまま働き続けることが多いでしょう。

結婚というプライベートでの大きな変化の中、慣れ親しんだ職場で働き続けられることは大きなメリットです。

長く勤務を続けることで産休育休の取得もしやすくなるでしょう。

ただ、常勤の正規職員として勤務する場合は残業や休日出勤もあるため、家事は夫婦で分担するなどパートナーとの協力が必須です。

転職する

結婚を機により働きやすい園へ転職する方法もあります。

勤めていた園があまり労働環境が良くない場合、家事や育児と両立できそうな条件の園を探してみましょう。

保育士不足で売り手市場の今、保育士経験者の転職はスムーズに進む傾向にあります。

時間にゆとりを持たせたい方はフルタイムだけでなくパートタイム勤務を検討してみるもの良いかもしれません。

通勤時間や残業の有無など、希望の条件に沿った園を探したい方はベスト保育への登録がおすすめです。

退職する

昔よりは少なくなりましたが、結婚を機に退職して家族のサポートに徹する専業主婦になる選択肢もあります。

特に夫となる方が激務であったり、転勤があったりすると同じところで働き続けることは難しいでしょう。

保育士の経験があれば、将来的にまた働きたいとなった時に比較的就職しやすいです。

コンサルタント

出産を考えている場合は、子どもが小さい間は一緒にいて、育児が落ち着いたら再就職しても良いですね。

男性保育士の結婚事情

主に女性保育士の結婚事情について見てきましたが、近年は男性保育士も増えてきました。

しかし、男性保育士は給料が低いことや、保育の仕事ずっと続けられるかといった将来への不安から、結婚を考えた時に他業種へ転職する方が多くいます。

ただ、男性保育士の中には、保育の仕事が好きで今後も続けけたいけれど結婚もしたいと考えている方もいると思います。

ここでは男性保育士の結婚事情について解説します。

ネックは給料面

「男性保育士と結婚」で一般的に心配されるのが「給料の低さ」だと思われます。

確かに保育士は給料が高いとは言えず、男性保育士であっても同じです。

しかし共働きが増えている今、女性も結婚後も仕事を続けていこうと考えている方は多いと思います。

平均より少ないとは言え、夫婦で協力し合えば結婚子育てを乗り越えることは可能です。

コンサルタント

特に保育士は景気に左右されにくい仕事で、常に需要があるので収入は低いながらも一定の安定感はあることはメリットですね。

また、園長に出世したり、園を経営したり、保育に関する情報を発信する仕事をしたりと保育士の経験を生かして収入アップを狙う方法もあります。

ただ、役職がつくには時間がかかりますし、園を経営するにはなかなか踏ん切りがつかない方も多いと思います。

そこで、結婚したいけれど給料面が不安な男性保育士におすすめなのが公務員保育士です。

公務員保育士は給料と待遇は自治体の公務員と同じなので、安定感も抜群です。

保育士を続けながら結婚したいと考えている男性保育士の方は、公務員保育士に挑戦してみてはいかがでしょうか。

公務員保育士についてさらに知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。

公務員保育士は本当に待遇が良いの?仕事内容、給料を私立と比較!採用試験の説明も公務員保育士は本当に待遇が良いの?仕事内容、給料を私立と比較!採用試験の説明も

子育てでは強みに

共働きが増えたとは言え、日本では未だに家事育児は女性の仕事という価値観は根強く残っています。

夫に育児について相談をしても「子どものことはわからない」、困ったことがあっても「パパよりママが良いよね」などと積極的に関わらないケースもあります。

しかし男性保育士の場合は子どもに関するプロです。

多くの子どもと関わってきた知識が蓄積されているので、子育てに関しては心強いパートナーとなるでしょう。

コンサルタント

妻がバリバリ働きたい場合は、保育士である夫が家事育児をメインでを担うこともできるかもしれませんね。

男性保育士は育児の即戦力になるので、既成の価値観に囚われず夫婦で納得できる形で仕事と家事育児を分担することがポイントです。

出会い探しは積極的に!結婚後の働き方は計画的に!

保育士の結婚年齢は一般的な女性の結婚年齢とさほど変わりません。

また職業柄、婚活の場でも比較的人気があるというメリットがあります。

しかし女性が多い職場のため、出会いを積極的に探しに出かける必要があります。

結婚後の働き方は、結婚後のライフスタイルに合わせて計画的に考えていきましょう。

保育士は転職が比較的しやすい職なので、結婚を機により良い条件を求めて転職しても良いかもしれません。

男性保育士の結婚では、給与面のネックはありますが、夫婦の協力体制や働き方次第で保育士を続けながら結婚することも可能です。

出会いを積極的に探すこと、結婚後の働き方を計画的に考えることをキーとして、幸せな結婚生活を手に入れましょう。