【4歳児・2月】月案の書き方&文例を紹介!ねらいや環境構成、援助、食育など

【4歳児2月】月案の例文集〜”ねらい”や”環境”など (1)

4歳児クラスの2月の月案を考えるポイントや参考にできる文例をまとめました。

文例は、ねらい、内容、環境構成および援助や配慮、家庭との連携、健康・安全・食育、保育士等の連携、反省・自己評価の7つの項目に分けて紹介します。

「どんなことを書けば良いかわからない」「文章が思いつかない」など月案作成で悩んでいる保育士の方は、ぜひ参考にしてみてください。

4歳児・2月の月案を考えるポイント

まだまだ寒い日が続く2月ですが、雪遊びや氷遊びなど冬ならではの遊びを楽しむにはぴったりの季節です。

4歳児クラスでは、子どもたちが冬の自然現象に興味を持ち、調べたり試したりしながら好奇心を満たしていけるような環境を考えていきたいですね。

この時期には友達同士で思いや考えを出し合いながら遊ぶ姿が増えてくるかもしれません。

状況に応じて一緒にやり方を考えたりヒントを出したりしながら、自分たちで遊びを進めていく楽しさを感じられるよう見守っていくと良いでしょう。

また年度末が近づくこの時期は、進級に向けての準備を始める園も多いでしょう。

年長クラスへの進級を見据えながら、子どもたちの意欲や自信を育めるような関わりを意識していくと良いかもしれません。

引き続き感染症対策に気を付け、室温・湿度の管理や玩具の消毒などを徹底していくことが大切です。

コンサルタント

2月の4歳児クラスの特徴を捉え、月案を作成していきましょう。

前月の子どもの姿

まずは前月の子どもの姿の文例を紹介します。

  • 防寒具の着脱や始末、手洗いうがいを自ら進んで行おうとする姿が見られた。
  • 友達同士で話し合ったりルールを決めたりしながらかるたやサッカーを楽しんでいた。
  • 友達と一緒に物語の世界を楽しみ、好きな役になりきって劇遊びをしていた。

【4歳児・2月】ねらいの文例

4歳児クラスの2月のねらいの文例を養護と教育に分けて紹介します。

【4歳児・2月】養護の文例

  • 安全で清潔な環境の中で、感染症に気を付けながら健康に過ごせるようにする。
  • 遊びや生活の中で安心して自己を発揮する。

【4歳児・2月】教育の文例

  • 友達とイメージを共有して活動に取り組み、関わりを深める。
  • 自分なりの方法でのびのびと表現することを楽しむ。

【4歳児・2月】活動内容の文例

4歳児クラスの2月の活動内容の文例を生活(生命の保持、情緒の安定)と遊び(五領域)に分けて紹介します。

【4歳児・2月】生活の文例

生命の保持

  • 気温や活動内容に合わせて衣服を調節し、快適に過ごす。
  • 空気が乾燥しているのでこまめに水分補給を行う。

情緒の安定

  • 気持ちを受け止めてもらい、安心して自分なりの力を発揮する。
  • 一人ひとりの成長を認めてもらい、自信を持って生活を送る。

【4歳児・2月】遊びの文例

健康

  • 寒い中でも進んで戸外に出て体を動かす遊びを楽しむ。
  • 興味のある遊びに繰り返し取り組んだり自分なりの目標を持って挑戦したりする。

人間関係

  • 自分の思いや考えを出しながら遊びを進め、友達との関わりを深めていく。
  • 年長児の遊びや活動に憧れを持ち、真似してみようとする。

環境

  • 冬の自然現象に触れ、不思議に感じたり自分なりの発見をしたりする。
  • 節分の意味や由来を知り、意欲的に行事に参加する。

言葉

  • 自分の考えを言葉で伝え、相手の話にもしっかり耳を傾けようとする。
  • 物語の世界を楽しみ、自分の役を意識しながら言葉のやり取りを楽しむ。

表現

  • 友達と一緒に音をそろえて楽器を鳴らす楽しさを感じる。
  • イメージを膨らませながら発表会に必要な小道具やお面を作る。

【4歳児・2月】環境構成および援助と配慮の文例

4歳児クラスの2月の環境構成および援助と配慮を生活(生命の保持、情緒の安定)と遊び(五領域)に分けて紹介します。

【4歳児・2月】生活の文例

生命の保持

  • 厚着になりすぎたり汗をかいたままになったりしないよう、様子を見ながら衣服の調節を促していく。
  • 活動の切り替え時に水分補給を促すことで風邪の予防に努める。

情緒の安定

  • 安心して自分の力を発揮できるよう子どもの気持ちや頑張る姿を肯定していく。
  • 一人ひとりの成長や良さを認め、褒めたり励ましたりすることで自信に繋げていく。

【4歳児・2月】遊びの文例

健康

  • 動くと体が温まることを伝えながら保育士も一緒に鬼ごっこやサッカーなど体を動かす遊びを行い、楽しさに共感していく。
  • 鉄棒や縄跳びに自分から挑戦できるよう、回り方や跳び方を記した表を貼っておく。

人間関係

  • 子ども同士で遊ぶ姿を見守り、状況に応じて助言したり遊びのヒントを伝えたりしていく。
  • 年長児の活動や遊びに憧れる気持ちに共感し、同じような遊びができるよう環境を整えたり一緒に遊ぶ機会を作ったりする。

環境

  • 冬の自然に関する絵本や図鑑を用意し、不思議に思ったり関心を持ったことを子どもが自分で調べられるようにしておく。
  • 絵本や紙芝居で節分の意味や由来を伝えたり、お面や三方を自分で作ったりして意欲的に行事に参加できるようにする。

言葉

  • 相手の話をしっかりと最後まで聞く大切さや聞く時の姿勢について知らせていく。
  • 保育士も劇遊びに参加しながら、台詞の言い方や動き方など表現の方法を一緒に考えていく。

表現

  • 一人ひとりが取り組む姿をしっかりと認めながら、友達と音を合わせて合奏したときの楽しさや達成感に共感していく。
  • イメージしたものを作れるよう、空き箱や新聞紙、千代紙、マジックなど様々な素材や用具を用意しておく。

【4歳児・2月】家庭との連携の文例

家庭との連携の文例を紹介します。

  • 風邪や感染症が流行する時期なので、家庭でも手洗いうがいの習慣をつけて予防に努めてもらう。
  • 厚着しすぎないよう気を付けてもらい、自分で着脱しやすい服を用意してもらう。
  • 行事のねらいや取り組み、一人ひとりの様子を詳しく伝え、成長を感じられるようにしていく。

【4歳児・2月】健康・安全・食育の文例

健康・安全・食育の文例を紹介します。

  • 手洗いは石鹸を使って丁寧に行うよう声をかけていく。
  • 戸外に出る際には雪や氷で滑りやすくなっているところがないか確認し、安全に遊べるよう配慮する。
  • 食べ物の味や栄養について話題にし、興味を持てるようにする。

【4歳児・2月】保育士等の連携の文例

保育士等の連携の文例を紹介します。

  • 各クラスでの感染症の流行状況を園全体で共有しておく。
  • 遊戯室の利用時間を調整し、スムーズに生活発表会の練習を行えるようにする。
  • 節分の行事の内容や進め方を話し合い、子どもたちが楽しんで参加できるようにする。

【4歳児・2月】反省・自己評価

反省・自己評価を記入する際のチェックポイントを紹介します。

  • 気温や個々の体調に応じて衣服を調節しながら快適に過ごすことができたか。
  • 安心できる環境の中で、自分なりの力を発揮して遊びや活動に取り組むことができたか。
  • 友達とイメージを共有したり協力したりしながら、生活発表会に向けて意欲的に取り組むことができたか。

文例を参考に4歳児・2月の月案を作成しよう

4歳児クラスの2月の月案作成に参考にできる文例を紹介しました。

厳しい寒さが続きますが、冬の自然に触れたり体を動かす遊びを楽しみながら元気に過ごしていきたいですね。

節分の行事は子どもたちが喜んで参加できるよう、前もって絵本や紙芝居を用いて豆まきの意味や由来を伝えておくと良いでしょう。

保育計画を立てる際はクラスの子どもたちの様子を思い浮かべながら、どんな保育をしていきたいか考えてみましょう。

月案の文章に悩んだときは、ぜひ本記事で紹介した文例を参考にしてみてくださいね。