保育士の髪色や髪型は、保育士がおしゃれを楽しむことができる数少ないポイントです。
保育士は子どもと元気いっぱい遊べるよう、服装はTシャツなどの動きやすい服装が基本です。
また、子どもの誤飲を防ぐために多くの園ではアクセサリーやネイルやなども禁止されており、なかなかおしゃれをすることが難しい職業です。
そんな中でも、髪色は比較的自由な園も多く保育士が気軽に取り入れやすいおしゃれなのではないでしょうか。
この記事では保育士の髪色事情について解説し、保育士が髪色を変えるときに注意すべきことや保育士におすすめの髪色についてご紹介します。
髪色自由?保育士のヘアカラー事情
一昔前はヘアカラーを禁止していた園も多くありましたが、現在は髪色自由の園が増えています。
保護者がヘアカラーに馴染みのある世代になっていることも一つの要因ではないかと思われます。
ハーフやクオーターの子どもも増えてきており、子どもにとっても様々な髪色の人がいることは普通の感覚になってきているのではないでしょうか。
ただ、髪色自由を謳っている園であっても、金や赤などの派手な色は控えるべきなどの暗黙のルールが存在している場合があります。
ここでは、保育士の髪色事情について解説していきます。
髪色の判断基準
保育士が髪を染めたいと思ったとき、色味や明るさはどの程度までOKなのか気になると思います。
保育士
コンサルタント
ここでは、保育士の髪色の判断基準について3点に分けて解説します。
園の決まりを知る
まずは勤務している園の規則を確認しましょう
髪色は「茶色のみ可」であったり、「トーン7までOK」などの指定がある場合はそれに従います。
就職後もヘアカラーを楽しみたいと考えている場合は髪色自由の園を選ぶと良いですね。
ただ、髪色自由の園でも暗黙の了解で一定の基準があるかもしれません。
その場合の判断基準については次の項で解説します。
他の保育士を参考に
- 髪色は自由だけどどこまで明るくしても良いかわからない
- 特に髪色についての決まりが明記されてない
そんな時は他の保育士の髪色を参考にしましょう。
暗めの髪色の保育士が多い園でいきなり金髪にしてしまうと浮いてしまい、園長や先輩保育士から注意を受ける可能性もあります。
逆に、金や赤など派手な髪色の保育士が他にもいる園ではある程度好きな髪色にしても浮いてしまう心配はないでしょう。
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クレームが入ることも!保護者になったつもりで考える
保育士は大事なお子さんをお預かりする仕事なので、保護者から信頼してもらえるかどうかという点は非常に重要です。
今の保護者はヘアカラーに馴染みのある世代なので、髪を染めているから信用できないと言われることはまれかもしれませんが、可能性はあります。
特に、まだ信頼関係のできていない新人や初めて受け持つ担任の保育士が派手な髪色の場合は第一印象で浮ついた印象を持たれてしまうかもしれません。
髪色と保育の質が直結するわけではありませんが、なるべく初めは落ち着いた髪色を選ぶことをおすすめします。
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1年目はなるべく落ち着いた髪色で
髪色自由の園であっても1年目の保育士はなるべく黒髪、または落ち着いた髪色にすることをおすすめします。
職場での第一印象で損をしないためにも、初日から明るめの髪色で出勤して悪目立ちしてしまうことは避けた方が良いです。
また1年目だと、どの保護者とも初対面になるので、落ち着いた印象を抱いてもらうにこしたことはありません。
髪色を変えるのは、実際に働いてみて園の雰囲気を見てからにしましょう。
保育補助で働く場合の髪色は?
パートやアルバイトで保育補助として働く場合の髪色はどうすれば良いでしょうか。
基本的には今まで述べてきた保育士の髪色の考え方と同じように判断しましょう。
様子見のために初めはなるべく落ち着いた色で出勤することが無難です。
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保育士におすすめの髪色
保育士の髪色事情について見てきました。
髪を染める際は、園の決まりや雰囲気などを参考にだいたいの目安を把握しておきましょう。
では、実際に保育士にはどんな髪色が向いているのでしょうか。
ここでは保育士におすすめの髪色やデザインについて紹介します。
派手すぎ注意!おすすめの色と明るさ
基本的にどこでも馴染めるオーソドックスなカラーはブラウンです。
ただ、ブラウンと言ってもトーンや他に入れる色味で雰囲気は大きく変わってきます。
トーンで言えば7~8あたりが染めていることがわかるくらいの自然なブラウンになるので、派手過ぎない髪色にしたい方にはおすすめです。
少し色味を変えてみたい方はトレンドのアッシュカラーにしてみるのも良いでしょう。
ブリーチなしでも少しくすんだような抜け感のあるカラーが入れられるので、グレージュやベージュなどおしゃれな髪色も挑戦しやすいです。
髪の日焼け止めを使ったり、色落ちを見越して少し暗めの色で染めるなどの対策がおすすめです。
プリンのまま放置したり、退色して毛先がパサついたままになっていたりなど手入れを怠って周囲にだらしない印象を与えてしまわないようにしましょう。
デザインカラーの取り入れ方
髪の一部を染めるデザインカラーはアクセントになってかわいいですよね。
保育士がデザインカラーをするときの注意点は何でしょうか。
「インナーカラー」「グラデーションカラー」「ハイライトカラー」の3つのデザインカラーの取り入れ方について紹介します。
インナーカラー
インナーカラーとは髪の内側を染めるヘアカラーです。
染める範囲やカラーは自由に選べます。
内側なのでピンクや緑などの色にも挑戦したくなりますが、派手な色が禁止されている園では控えましょう。
黒髪に暗めのグレーシュを入れるなど落ち着いた色味を選べば派手になりすぎず、さりげないおしゃれが楽しめます。
グラデーションカラー
グラデーションカラーとは毛先にいくにつれ明るい色を入れていくヘアカラーです。
根元は地毛やそれに近いカラーにしておくことでプリンが目立ちにくく、忙しくてなかなか美容室に行けない保育士にはおすすめです。
ただ、毛先だけだとしても明るい色を入れてしまうと派手になってしまうので、園の雰囲気に合わせた色選びをしましょう。
ただ、ロングの場合は明るい色を入れても仕事中はお団子ヘアにして内側に入れてしまうと外側かはらわかりません。
ロングヘアのグラデーションカラーなら仕事中はヘアセットで目立たないようにして、休日はおしゃれを楽しむことが可能です。
ハイライトカラー
ハイライトカラーとは髪の表面にポイントで色を入れて立体感を出すヘアカラーです。
明るい色をたくさん入れてしまうと派手になりすぎてしまいますが、落ち着いた色味でハイライトカラーを楽しむことも可能です。
特に保育士は紫外線で髪が焼けてしまうことが多々あります。
退色防止のため髪全体は暗い髪色にして、ところどころに上品なブラウンのハイライトを入れると髪に自然な動きを出すことができるのでおすすめです。
保育士におすすめの髪型
保育士は園庭を走ったり、ダンスをしたり、抱っこをしたりと体を動かすことが多い職業です。
ショートヘアや、ポニーテール、お団子などなるべく動く時の邪魔にならない髪型がおすすめです。
ポニーテールやお団子をするときはできるだけ高い位置でしっかりと結び、仕事中に髪の毛が垂れたりほどけたりしないように注意しましょう。
前髪は視界を遮らないように目の上の長さにするか、おでこを出すスタイルがおすすめです。
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結ばないのはアウト?保育士がしてはいけない髪型
保育士が長い髪の毛を結ばずにいるのはNGです。
仕事をしにくい上に、子どもが引っ張ったり赤ちゃんが口に運んだりする可能性があります。
また、特に未満児のクラスではヘアアクセサリーやヘアピンの使用は控えましょう。
もし落としてしまった場合、誤飲に繋がる可能性があります。
男性保育士におすすめの髪色髪型
近年では男性の保育士も増えてきました。
男性保育士の髪色と髪型はどんなことに注意すれば良いでしょうか。
基本的な考え方は男性も女性も同じです。
髪色自由の園なら、他の保育士を参考に保護者からの視線も意識した髪色を選びましょう。
髪型については、なるべくさっぱりとした清潔感のある髪型がおすすめです。
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保育学生におすすめの髪色髪型
ここまで保育士の髪色について見てきました。
保育士の髪色はポイントを押さえれば比較的自由にできるようですね。
では、保育士として働く前の保育学生はどうでしょうか。
保育実習と就職活動の場面について解説します。
保育実習中の髪色は?
保育実習は黒髪で行きましょうと学校から指導を受けた方もいると思います。
もし実習先の保育士はカラーをしていたとしても、実習生として行く場合は黒髪、もしくは落ち着いた髪色にしておきましょう。
なぜなら、落ち着いた髪色の方が真剣さや真面目さが伝わりやすいからです。
ヘアカラーは実習が終わったあとや就職後に楽しむことにして、実習中はできるだけ黒髪にしておくことをおすすめします。
長い髪はしっかり結んでだらしない印象を持たれないように気をつけましょう。
就職活動中の髪色は?
就職活動中も実習中と同じようになるべく落ち着いた髪色にして、真面目さや真剣さが伝わるようにしましょう。
髪色が明るいからといって真面目じゃないわけではないですが、第一印象は大切です。
就職活動ではあなたのことを何も知らない面接官が短時間で採用不採用を判断します。
できるだけ良い印象を持ってもらえるように最善を尽くしましょう。
コンサルタント
園の雰囲気に合う髪色を選んでおしゃれを楽しもう
保育士の髪色について解説してきました。
今は髪色自由の園が増えてきているので、保育士もある程度自由にヘアカラーを楽しむことができます。
なるべく落ち着いた色味を選べば、インナーカラーなどのデザインカラーにも挑戦できるかもしれません。
ただ、保育学生の実習中や就職活動中はなるべく黒髪に近い色にしておくことをおすすめします。
園の決まりや雰囲気に合わせた髪色を選んで、おしゃれを楽しみましょう。