保育園の入園が決まった保護者の中には「保育園の入園式ってどんな雰囲気?」「どんな服装で参加すれば良いの?」と疑問に思われている方も多いでしょう。
楽しみな反面、わからないことも多く不安を感じている方もいるかもしれません。
この記事では保育園の入園式の時期や内容、子ども・ママ・パパ別のおすすめのコーデやマナーを紹介します。
入園式への出席を控えている保護者の方は、ぜひ今後の準備の参考にしてみてください。
そもそも保育園って入園式はあるの?
幼稚園や小学校では入園・入学にあたって入園式や入学式が行われることが一般的なので、保育園でも当然入園式があるものだと考えている方も多いかもしれません。
実は、保育園の入園式があるかどうかは各園の方針によって異なります。
入園式がある場合でも強制参加か希望者のみか、日程は平日か土日かなど、園によって式の行い方は様々です。
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入園式がないことも珍しくない
保育園では共働き家庭への配慮や保護者の負担軽減のため、入園式を行わない園も珍しくありません。
仕事の都合で式へ参加することが難しい家庭もありますし、入園式は午前中で終わるため慣らし保育の期間を含め何日も仕事を休まないといけず、保護者の負担になってしまう可能性もあります。
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保育園の入園式の内容は?
保育園の入園式は0、1歳児など小さな子どもが多いので、短時間で終わることがほとんどです。
だいたい30分〜長くても1時間ほどと考えておくと良いでしょう。
式の雰囲気も幼稚園や小学校のように厳かなものではなく、歓迎会のようなアットホームなイメージです。
ここからは保育園の入園式はいつ、どんな流れで行われるのかを紹介します。
いつ行うかは園によって様々
上述したように保育園の入園式の日程は園ごとに異なります。
入園初日や4月上旬に行う園が多いですが、中には園生活に慣れてきた4月中旬以降に行う園もあります。
平日に行う園も多いので、日程が分かり次第仕事の都合をつけておくようにしましょう。
入園式の一般的な流れ
保育園の入園式では具体的にどんなことをするのでしょうか。
一般的な入園式の流れは以下の通りです。
- 開式の言葉
- 園長の挨拶
- 職員紹介
- 新入園児の呼名
- 在園児からの歌のプレゼント
- 閉式の言葉
- 記念撮影
中には在園児の進級式を兼ねて行う園もあります。
式の後は各クラスへ移動して担任から園生活についての説明があったり、保護者会の会合があったりと園によって様々です。
入園式当日は基本的に慣らし保育はなく、終了後はそのまま保護者と一緒に帰宅します。
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保育園の入園式にふさわしい服装は?
保育園の入園式に参加する際に、どんな服装で行けば良いか悩む方は多いでしょう。
ここからは入園式におすすめの服装を子ども、ママ、パパに分けて紹介します。
子どもにおすすめの入園式の服装
子どもはなるべく快適に過ごせる服装がおすすめです。
初めての場所で不安になったり緊張したりする可能性があるので、普段着に近いリラックスできるものを選ぶと良いでしょう。
年齢別におすすめの服装を紹介します。
0、1歳児は快適で過ごしやすい服
0、1歳児はなるべく快適で動きやすい服装が良いでしょう。
授乳やおむつ替え、よだれなどで汚れてしまうこともあるので普段通りの着脱しやすい服が安心です。
せっかくの入園式なので少しでもおしゃれな服を着せたいという場合は、出産祝いにもらったかわいい服やセパレートに見えるフォーマル風のロンパースなどを着せてあげると良いでしょう。
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2歳児~は少しおめかししてみても◎
2歳以降の子どもの場合は少しおしゃれな服やお出かけ着でおめかししてみても良いでしょう。
男の子は襟付きシャツにベストやサスペンダー、女の子はワンピースやブラウスとスカートにしてみると程よいフォーマル感を取り入れられるのでおすすめです。
女の子の場合はヘアアレンジをしてリボンなどの髪飾りを付けてもかわいいでしょう。
汚れてしまっても気にならない、動きやすい服を選ぶと良いでしょう。
ママにおすすめの入園式の服装
入園式に出席する保護者の服装について、保育園からの指示がない、もしくは「普段着で」といった曖昧な指示の場合はどんな服装にすれば良いか迷ってしまいますよね。
ここではママにおすすめの保育園の入園式の服装を紹介します。
パンツスタイルのオフィスカジュアルが無難
ママの服装は、動きやすいパンツスタイルのオフィスカジュアルがおすすめです。
小さな子どもを連れている上、入園式の会場では床に直接座る可能性もあるため、スカートではなくパンツにする方が良いでしょう。
パステルカラーのブラウスや襟付きシャツにチノパンやテーパードパンツなどきれいめなボトムスを合わせると入園式らしい明るいコーディネートになります。
肌寒い時期なので調節しやすいよう、ジャケットやカーディガンも忘れずに用意しましょう。
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今後の卒園式や学校の入学式にも使えるので、この機会に一式揃えておくと安心です。
パパにおすすめの入園式の服装
近年ではパパも入園式に出席する家庭も増えてきました。
ここではパパにおすすめの入園式の服装を紹介します。
ジャケットとチノパンで清潔感あるコーデを
パパの服装は基本的にスーツが無難ですが、保育園の入園式ではそこまでかっちりしたものでなくても構いません。
襟付きシャツにジャケット、チノパンなどカジュアルな要素を取り入れたコーディネートは堅苦しくなりすぎずおすすめです。
色味は黒よりもネイビーやグレーなど明るめのものを選び、髪型や髭の手入れなど清潔感にも注意しましょう。
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入園式ではマナー違反!避けたいNGファッション
保育園の入園式では、幼稚園や小学校ほどきちんとした服装は求められない場合がほとんどですが、最低限のマナーは守る必要があります。
例えば、以下のようなファッションは入園式にふさわしくないため避けましょう。
- デニム素材のパンツ、ジャケット
- ミニ丈のスカート
- 露出度の高い服
- 濃すぎるメイクまたはノーメイク
入園式は保育士や他の保護者との初めての顔合わせの場です。
第一印象で損をしてしまわないためにも最低限のマナーには気を付けて服装を選びましょう。
保育園の入園式当日の持ち物
基本的に入園式当日は式の後そのまま帰宅することになるので、通常保育の持ち物は必要ありません。
当日の持ち物を具体的に指示されていない場合、何を持っていけば良いか迷ってしまう方もいるでしょう。
ここでは入園式にあると便利な持ち物を紹介します。
おむつや着替え
おむつやおしり拭き、着替え一式、汚れものを入れる袋などお世話グッズは忘れずに持って行きましょう。
急な吐き戻しやお漏らしなどが発生した時に備えてガーゼやハンドタオルも持っておくと安心です。
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音の鳴らないおもちゃや絵本
式の途中に退屈してしまった時にさっと取り出せるよう、お気に入りの玩具や絵本を用意しておくと良いでしょう。
音の鳴るものは他の子どもの注意を逸らしてしまう可能性があるので、柔らかいぬいぐるみなど触っても音の鳴らないものがおすすめです。
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カメラやビデオカメラ
晴れの日の記念写真や動画が取れるよう、カメラやビデオカメラも忘れずに持って行きましょう。
会場内ではビデオ撮影をする場所が決められていることもあるので、撮影する際には他の保護者の迷惑にならないよう確認が必要です。
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入園式で気を付けたいこと
入園式の服装や持ち物について紹介してきました。
最後に入園式に出席するにあたり、気を付けておきたいことを紹介します。
式後は預かり保育がない場合が多い
入園式当日は式が終わるとそのまま帰宅することが一般的です。
午前中には終わるので午後から出勤することもできますが、式当日の預かり保育は行っていないことが多いでしょう。
丸一日休みを取っておくか、午後から出勤する場合は祖父母にお迎えを頼むなど預け先を確保しておく必要があります。
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写真、動画撮影のマナーに注意
写真や動画を撮影する際には、他の保護者の迷惑にならないようマナーに気を付けましょう。
会場の撮影場所が決められている場合はそれに従い、決められていない場合もビデオを撮る際は後ろの席に座るなど配慮が必要です。
また撮影した写真や動画をSNSにアップする際のマナーにも注意が必要です。
SNSにアップする前に他の子どもの顔や名前が写っていないか確認したり、友達との写真や動画を載せる場合は相手に一言断ってからにすると安心です。
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服装やマナーを押さえて入園式の準備を進めよう
入園式が行われるかどうかは保育園によって異なるため、入園が決まり次第園の方針を確認しておきましょう。
保育園の入園式は、アットホームな雰囲気で行われることが多いので、子どもや保護者の服装はかっちりとしたフォーマルなものでなくても良い場合がほとんどです。
子どもは動きやすさを重視した普段着やお出かけ着、ママとパパはオフィスカジュアルを意識したきれいめスタイルがおすすめです。
紹介した服装やマナーを押さえて、入園式の準備を進めていきましょう。