保育士就活きほんの”き”。 スケジュールや園見学のポイント、面接対策など就活事情をご紹介

保育士就活きほんの”き”。スケジュールや園見学のポイント、 面接対策など就活事情をご紹介

保育業界の就職活動は、他の業界と時期や進め方が大きく異なります!

一般企業では卒業年度の前年からインターンや説明会が行われることが多く、短大や専門学校では1年生、大学生では3年生の冬ごろから「就活」が始まります。

しかし保育士の就活事情は少し違っており、一般企業に比べて遅めのスタートになります。

そのため保育士を目指す学生の中には、就活スケジュールの組み方や対策などどうすれば良いのか不安に感じている方もいるでしょう。

この記事ではそんな保育士を目指す学生向けに、保育士の就活スケジュールや流れ、園見学のポイントや面接対策などを解説します。

また、面接に落ちてしまったときの対応やコロナウイルスで変化する就活事情にも触れています。

これから就活を始める方はぜひ参考にしてみてください!

保育学生の就職先には何がある?

保育学生は、在学中に取得できる保育士資格を生かして保育園へ就職することが一般的です。

幼稚園教諭免許も取得している場合、幼稚園やこども園を考えている方もいることでしょう。

しかし中には保育園や幼稚園以外の仕事にも興味のある方もいると思います。

ここでは保育学生の就職先の候補について紹介します。

まずは保育士資格を生かした仕事をしたいと考えている場合です。

  • 保育園
  • 幼稚園やこども園
  • 託児所
  • 院内保育所
  • 企業内保育所
  • 児童館や学童保育
  • 乳児院などの児童福祉士施設
  • ベビーシッター

保育士資格を生かせる子どもの福祉に関する施設は多岐にわたります。

中には資格が必須ではない仕事もありますが、資格のために勉強してきたことは必ず力になることでしょう。

他には子どもと関わったり、間接的に携わることのできる仕事として、

  • 子ども服売り場
  • 子ども用写真館
  • 玩具関連会社
  • 育児用品関連会社

などもあります。

もちろん保育や子どもに全く関係ない企業に就職することも可能です。

コンサルタント

保育学生といっても就職先は保育園以外にも選択肢は多岐に渡ります。
MEMO
一般企業の志望の場合は、短大or専門1年生(大学3年生)から情報収集を始めましょう。

 

4大生の場合は長期インターンシップなどに参加するのも良いでしょう。

保育士の就活スケジュール

ここからは、保育園に就職を考えている方に向けて、保育士就活のスケジュールについて解説します。

前提として覚えておきたいのは、保育士の就活は一般企業の就活よりも遅い時期に行われるということです。

なぜなら保育園は夏から秋にかけて来年度の人事を整理するので、そこで採用人数などを決定するからです。

ではいったいどのようなスケジュールで行われ、どの時期に何をすれば良いのでしょうか。

保育士の就活スケジュールを以下の表にまとめました。

短大or専門1年生(大学3年生)

3月まで 業界研究や自己分析
保育業界や自己理解を深めて就活の軸を固める。
短大or専門2年生(大学4年生)
4月ごろ~ 情報収集
就活フェアに参加したり園見学に行ったりする。
6月ごろ~ エントリー開始
履歴書やエントリーシートを作成する。
8月ごろ~ 選考試験開始
面接、実技、筆記試験対策をする。
9月ごろ~ 内定
入職前に研修がある場合も。

表を参考に、ある程度の流れを頭に入れておきましょう。ただ、これはあくまで保育士の一般的な就活時期です。

私立園では法人ごとに選考の時期や内容は変わりますし、公立も自治体によって選考時期は違います。

そのような採用スケジュールの違いについて次の項から解説していきます。

MEMO
就活が本格化する卒業年度の6月ごろには保育実習が行われることが多いです。

 

忙しくなりますが、スケジュール管理を徹底して実習と就活を乗り切りましょう。

私立園と公立園の就活の違い

まずは私立園についてです。

私立園は社会福祉法人や企業が運営しており、採用時期や方法はそれぞれ異なっています。

本格的な選考は夏ごろから始まるところが多いですが、園によってはもっと早かったり、逆に卒業間際までかかる場合もあるでしょう。

採用試験の内容や面接のなどの回数も園ごとに違うので、受ける園について入念に調べ対策を練るようにしましょう。

次に公立園です。

公立園は市区町村が運営しているので、勤務するためには公務員採用試験を受験します。

秋ごろから採用試験が開始されることが多いですが、自治体によっては4月からエントリーを開始されるところもあります。

公立園の採用試験は筆記、実技、面接で第3次試験まであることが一般的です。

コンサルタント

私立公立ともに、知らない間に選考が終わっていたなんてことのないよう、選考スケジュールは早めにチェックしておきましょう。

公立園の採用試験についてもっと知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。

公務員保育士は本当に待遇が良いの?仕事内容、給料を私立と比較!採用試験の説明も公務員保育士は本当に待遇が良いの?仕事内容、給料を私立と比較!採用試験の説明も

企業内保育所は就活時期が早い?

企業内保育所とは、従業員が就業中に子どもを預けられるように企業内に設置された保育所のことです。

近年増えてきている企業内保育所を就職先として考えている学生の方もいると思われます。

では、企業内保育所の就活時期はどうなっているのでしょうか。

保育所にもよりますが、企業が直接運営している企業内保育所の採用は一般企業と同じ就活スケジュールで行われることもあります。

一般企業の就活時期は保育園の就活時期よりも早いため、スケジュールには注意が必要です。

注意
企業内保育所は少人数で運営されているため新卒の採用人数は少ない傾向にあるようです。

 

第一志望で考えている方は採用情報やスケジュールなど、情報収集は早めに行いましょう。

幼稚園の就活スケジュールは?

保育学生は保育士資格と同時に幼稚園教諭の資格を取得する方も多いので、幼稚園へ就職したいと考えている方もいると思います。

では、幼稚園の就活スケジュールはどうなっているのでしょうか。

基本的には保育園とスケジュールと同じです。

私立幼稚園の場合は卒業年度の夏ごろから就活が本格化します。

受けたい園によってスケジュールは変わってくるので、早めに調べておきましょう。

公立幼稚園の場合は保育士と同じく市区町村の公務員採用試験を受験することになります。

受けたい自治体のHPなどで職員採用スケジュールをチェックしましょう。

注意
公立の場合自治体によっては幼稚園教諭と保育士を同時採用し、内定後はどちらへ配属されるかわからない場合もあります。

 

必ず幼稚園(もしくは保育園)が良いという気持ちがある方は受験する自治体選びに注意しましょう。

保育士の就活準備ポイント

保育士の就活スケジュールを確認したら、選考が始まるまでの準備に取り掛かっていきましょう。

選考前の準備といっても具体的にどんなことをしていけば良いのでしょうか?

ここでは、業界研究や自己分析、情報収集と園見学についてそれぞれポイントを解説します。

まずは業界研究をしよう

保育士という職業について深く考えたことはあるでしょうか?

就活が始まる前には、保育業界について改めてじっくり考えてみる機会を持ちましょう。

例えば、

  • 保育業界は今後どうなっていくのか
  • これからどのような保育士が求められるのか
  • 保育士という仕事の意義や具体的な仕事内容など

について、自分の中で一度整理してみることがおすすめです。

特に近年は待機児童や少子化問題、児童虐待のニュースなど保育や児童福祉に関する社会問題が大きく取沙汰されています。

広い視野を持って保育士という仕事について考え直してみることで、今度志望動機考えるときや面接での回答にも深みを持たせることができるでしょう。

自己分析は入念に

自分に合った園を見つけ、面接で効果的な自己PRをするために自己分析は丁寧に行いましょう。

自己分析では、

  • 自分は何が得意?逆に何が苦手?
  • 保育士になったらどんな保育がしたい?
  • 子どもと関わるときにはどんなことに気をつけている?

など、自分に問いかけて自己理解を深めていきます。

性格面など自分では分かりづらい場合は親しい友人や家族に聞いてみるのも良いでしょう。

コンサルタント

意外な長所が見えてきて、面接でのアピールに繋がるかもしれませんよ。

就職フェア?就活サイト?保育園の情報収集

卒業年度の4月ごろからは求人選びの情報収集を始めましょう。

自分に合った園はどこなのかじっくり考えられるように、できるだけたくさんの園を知ることがポイントです。

情報収集には、保育士向けの就活フェアに足を運んでみたり就活情報サイトを覗いてみたりする方法があります。

他には学校の就職課や卒業生に話を聞いてみると、より具体的な情報がもらえることもあるしょう。

また、実際に足を運んで園の様子やを見ることができる園見学に行くこともおすすめです。

園見学については次の項で詳しく解説していきます。

コンサルタント

気になる園を見つけたときは、選考スケジュールや内容についても確認を忘れないようにしましょう。

ベスト保育では、保育学生さん向けの就活サポートを行っています。

無料で使えるサービスなので、まずは相談してみてください!

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園見学の服装とチェックポイント

園見学では実際の保育や子どもたちの様子、保育士の声かけや関わり方などを見ることができます。

では、園見学にはどうやって参加するのでしょうか。

園見学の申し込みは電話やwebで行います。

園が忙しい時期や時間帯を避け、日程に余裕をもって申し込むようにしましょう。

コンサルタント

当日の時間を指定されない場合は、メインの活動が行われる10時ごろに伺うことがおすすめです。

当日の服装は特に指定がない場合、リクルートスーツが安心です。

髪の毛は落ち着いた色にしてすっきりとまとめ、清潔感のある身だしなみで参加しましょう。

また、初めての園見学ではどのようなところに着目して見学すれば良いかわからない方も多いと思います。

まずは、自分がそこで働くイメージが持てるかという視点で見ることが大切です。

他には、

  • 子どもたちが生き生きと活動しているか
  • 保育士の子どもへの関わり方
  • 保育士の年齢層や連携の様子

などに注意をして見てみましょう。

わからないことや疑問に思った点は、せっかくの機会なので質問しましょう。

コンサルタント

とても貴重な機会になるので、気になる園には積極的に園見学を申し込みましょう。

採用試験対策

ここまで保育士の就活スケジュールや就活準備について見てきました。

私立園は6月ごろから、公立園は9月ごろからエントリーが開始され、就活が本格化します。

ここでは具体的な採用試験対策について解説していきます。

園や自治体ごとに選考方法は異なるので、自分が希望する園の選考方法はしっかりチェックしておきましょう。

履歴書、エントリーシートの注意点

履歴書やエントリーシートでは、実際に会って話を聞いてみたいと思ってもらえることが大切です。

「この園で働きたい」「保育士になりたい」という熱意をしっかりと伝えられるように記入していきましょう。

読みやすい文章を丁寧な字で、心を込めて書くことが大切です。

面接に進んだ場合は履歴書やエントリーシートの内容に沿って質問されます。

自己PRや志望動機など、深く突っ込まれた場合にも軸を持って受け答えできるように自分の考えをまとめておきましょう。

MEMO
複数の園を受ける場合は特に、面接前に履歴書やエントリーシートの内容を見直せるようにコピーをとっておくことがおすすめです。

面接は明るく笑顔で

どこの園を受ける場合でも面接は必須でしょう。

特に保育士は多くの人と接する仕事なので人間性を重視される傾向にあり、面接は非常に大切なポイントです。

面接では明るく笑顔でハキハキと受け答えするようにしましょう。

保育士は子どもや保護者の前で話すことが多くあるので、堂々と受け答えすることで保育士としてしっかりと働いてくれそうだという印象を持ってもらえます。

よく聞かれる質問に対しては、事前にロールプレイングなどを通して練習しておくのも良いでしょう。

コンサルタント

自分の言葉で丁寧に話し、「この園で働きたい」という熱意を伝えましょう。

筆記や実技の試験がある園も

面接の他に筆記や実技の試験がある場合もあります。

筆記試験は一般教養や保育士国家試験の内容を問われることが多いでしょう。

実技試験でよくあるのはピアノの弾き歌いですが、実際に子どもが前にいると想定して手遊びや話をしたり、マットや鉄棒など運動面を見られる場合もあります。

他にはグループディスカッションや小論文がある場合もあります。

グループディスカッションでは、決められた時間内でグループでの答えを出せるよう、うまく議論を進めていくことが大切です。

小論文では、保育や児童福祉に関することを問われることが多いので、普段からニュースを見たりして時事問題に関心を持つようにしておきましょう。

身だしなみやマナーについて

就活では短時間で自分のことを知ってもらわないといけないため、第一印象が非常に重要です。

真面目に働いてくれそうだという印象を持ってもらえるよう、身だしなみやマナーには十分注意をしましょう。

身だしなみは「清潔感」のある装いがポイントです。

面接は必ずリクルートスーツで、アクセサリーや派手な化粧は控えます。

髪色は黒髪、もしくは黒に近い色にし、長い場合はまとめておきましょう。

靴やスーツに汚れやしわがないかも必ず確認してください。

就活ではマナーも大切です。

遅刻はしない(どうしても遅れる場合は必ず連絡を入れる)という基本的なものから面接での振る舞いなど就活マナーは一度しっかり確認しておきましょう。

MEMO
選考の途中で採用担当者と電話やメールで直接やり取りをする場合もあるかもしれません。

 

友達や家族と話すような言葉遣いは控え、丁寧で正しい日本語を使うように注意しましょう。

就職が決まらない!落ちる理由は?

念入りに対策をして面接を受けたはずなのに落ちてしまうと、不安と焦りに襲われてしまいますよね。

そんな時こそ一旦落ち着いて深呼吸をしてみましょう。

選考に落ちる理由として、企業が求める人材でなかったということが挙げられます。

それは、単純に落ちた人が保育士として劣っていたというわけではなく、

  • 採用後は乳児クラスを中心に任せたいので乳児保育に熱意のある保育士がほしかった
  • 行事のピアノ担当の保育士が退職するのでピアノが得意な保育士がほしかった

など、ある一点でミスマッチが起きてしまった可能性があります。

なので落ちたとしても必要以上に落ち込まず、早めに気持ちを切り替えるようにしましょう。

ただ、やみくもに同じやり方で進むこともおすすめしません。

面接でいまいち熱意が伝わらなかったなど、何か決め手に欠ける要素があったかもしれないからです。

例えば、

  • 面接官の目を見て笑顔で話せていたか
  • 質問に対して的確な答えを述べられていたか
  • 軸を持って志望動機や保育観を伝えられていたか

といった点に着目してもう一度面接対策を練ることが大切です。

落ちてしまった面接での受け答えや振る舞いは一度きちんと振り返り、思い当たる点があれば考え直したり面接の練習をしたりしましょう。

コンサルタント

不採用でも諦めず、落ち着いて対策し直すことで内定獲得を目指しましょう。

コロナ渦での就活事情

新型コロナウイルスの影響で不要不急の外出自粛が求められている今、保育士の就活事情も少し変わってきているようです。

例えば、多くの園と学生が参加する就活フェアではマスクの着用と当日の検温が必須とされています。

発熱や咳、喉の痛みなど風邪症状がある場合は参加できないという決まりになっているところがほとんどです。

就活フェアへの参加を考えている方は体調管理にはくれぐれも注意しましょう。

また、大切なお子さんをお預かりしている保育園はどこも厳しい感染症対策をとっています。

そのため、例年だったら行われていた園見学を中止しているところもあります。

園によってはバーチャル園見学などオンライン上で園の様子を見ることができたり、職員の方にお話を伺えたりする場合もあるので気になる方は調べてみましょう。

イベントなども今は開催しているようですが今後のウイルスの蔓延状況によって変更になる可能性も否定できません。

コンサルタント

就活生にとっては不安で大変だとは思いますが、新しい情報を素早くキャッチして就活を進めていきましょう。

スケジュールの把握と早めの対策で希望の園に就職しよう!

保育士の就活事情について見てきました。

保育士の就活スケジュールは一般企業よりも遅く、卒業年度の夏ごろから本格化します。

ただ、私立園では法人ごとに、公立園では自治体ごとにエントリーの開始時期や採用方法などは異なります。

希望する園のエントリーに遅れないよう、前もってスケジュールの把握を行いましょう。

また、昨今のコロナウイルスの影響で就活方法の変更もあり、さらに早めの情報収集と対策がカギとなっています。

希望する園の内定を獲得し、保育士になる夢を叶えられるようがんばっていきましょう!